きつつきの「お突きあい」
三遊亭きつつきさんの「お突きあい」。
十徳、道具屋、千早振る、寄合酒、長短の5席。
「頭の中を空っぽにして、楽しんで行って下さい。」
マクラでそう言われても、平日の夜の事。
仕事のトラブルやら、なにやらと、
噺の最中、ふとしたはずみに雑念が過り、
妙なタイミングで現実に引き戻されるのことがよくある。
頭の中を空っぽにするのも、なかなか難しいものだ。
でも今日は、それがとってもうまい具合にいった。
最後の「長短」を聴き終え、
アンケートを書こうとしたら、
その前の4席をすっかり忘れていた。
こういう会の直後は、アンケートも何も書けない。
ただただ、楽しかった。それだけ。
出口で演目を確認して、
どの噺もすごく楽しかったし、たくさん笑ったことを、思い出す。
記憶で思い出す、というよりも、
本当に楽しかった、と、身体が覚えているのが甦る感覚だ。
寄席や落語会では、
時として苦手噺家さんや、ゲストの色物さんが、
ある意味私の幸せな時間を「遮るもの」として登場する。
遮るものなく、きつつきさんの噺を聴き続けられる幸せが、
この会の何よりもの魅力。
好きな噺家さんの噺を聴き続けられる幸せ。
他にもこういう幸せな会があればいいのに。
まぁ、話し続ける噺家さんの方は、
気力も体力もたくさん消耗して、大変だろうけれど。
入場料が非常に安いのも、もちろん有り難い。
でも、たとえ入場料が今の五倍だったとしても、
私は「お突きあい」に行く。
要はその会に足を運んで、
その時間を楽しく過ごせたかどうかだ。
この「お突きあい」は、
今現在のきつつきさんの噺の魅力をたっぷりと、
そして、これからのきつつきさんの魅力もちょっぴり、
先取りして見せてくれる、ほんとうにすてきな会なのだ。
あぁ、こんな事を書いてしまうと、
「お突き合い」のお客様が増えてしまって、
予約が入れられなくなってしまうかも。。。。。
なんて心配は無用だね。
私は人気ブロガーとかじゃないから、
このブログに辿り着く人は、
きつつきさんか、落語がだ〜い好きな人だけだから。
でも、そんなことととは関係なく、
きつつきの「お突きあい」が、
もっともっと大きなハコでないと収まりきれない会になる日が、
近い将来来るんじゃないかしら。。。。。
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