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2011年11月30日 (水)

きつつきの「お突きあい」

三遊亭きつつきさんの「お突きあい」。
十徳、道具屋、千早振る、寄合酒、長短の5席。

「頭の中を空っぽにして、楽しんで行って下さい。」
マクラでそう言われても、平日の夜の事。
仕事のトラブルやら、なにやらと、
噺の最中、ふとしたはずみに雑念が過り、
妙なタイミングで現実に引き戻されるのことがよくある。
頭の中を空っぽにするのも、なかなか難しいものだ。

でも今日は、それがとってもうまい具合にいった。
最後の「長短」を聴き終え、
アンケートを書こうとしたら、
その前の4席をすっかり忘れていた。
こういう会の直後は、アンケートも何も書けない。
ただただ、楽しかった。それだけ。

出口で演目を確認して、
どの噺もすごく楽しかったし、たくさん笑ったことを、思い出す。
記憶で思い出す、というよりも、
本当に楽しかった、と、身体が覚えているのが甦る感覚だ。

寄席や落語会では、
時として苦手噺家さんや、ゲストの色物さんが、
ある意味私の幸せな時間を「遮るもの」として登場する。
遮るものなく、きつつきさんの噺を聴き続けられる幸せが、
この会の何よりもの魅力。
好きな噺家さんの噺を聴き続けられる幸せ。
他にもこういう幸せな会があればいいのに。
まぁ、話し続ける噺家さんの方は、
気力も体力もたくさん消耗して、大変だろうけれど。

入場料が非常に安いのも、もちろん有り難い。
でも、たとえ入場料が今の五倍だったとしても、
私は「お突きあい」に行く。
要はその会に足を運んで、
その時間を楽しく過ごせたかどうかだ。
この「お突きあい」は、
今現在のきつつきさんの噺の魅力をたっぷりと、
そして、これからのきつつきさんの魅力もちょっぴり、
先取りして見せてくれる、ほんとうにすてきな会なのだ。

あぁ、こんな事を書いてしまうと、
「お突き合い」のお客様が増えてしまって、
予約が入れられなくなってしまうかも。。。。。
なんて心配は無用だね。
私は人気ブロガーとかじゃないから、
このブログに辿り着く人は、
きつつきさんか、落語がだ〜い好きな人だけだから。
でも、そんなことととは関係なく、
きつつきの「お突きあい」が、
もっともっと大きなハコでないと収まりきれない会になる日が、
近い将来来るんじゃないかしら。。。。。

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